従業員 8,500 人のライフサイクル全体を把握し、有益な知見に基づく意思決定を実現

グローバルなテレコム企業が、世界中に分散する従業員の配置計画において優れた可視性と俊敏性を発揮

このグローバルなテレコム企業の人事責任者は、組織の戦略的パートナーとなるために、人材調達や配置管理、スペース プランニングなど、従業員 8,500 人のワークフォース ライフサイクル全体を把握する必要がありました。Anaplan を導入することで、人材の配置全体が可視化され、正確な計画をより迅速に作成できると同時に、人事コストをより長期的に予測できるようになりました。

私たちは Anaplan を活用して人材配置上の戦略的な意思決定を下し、費用対売上高比率の健全性を保つために役立てています。

人事担当ゼネラル マネージャー

ある有名な世界的テレコム企業の人事担当ゼネラル マネージャーは次のように述べています。「多くの企業では、ワークフォースをコモディティと捉えていますが、当社では違います。当社の最高人事責任者 (CHRO) が、財務プロセスだけでなく、人材調達や配置管理、さらにはスペース プランニングなどの他の人事プロセスとも統合可能なワークフォース計画システムを導入したいと考えたのはそのような理由からです」

同社にとってそれは非常に困難な目標でしたが、二つの要素がその取り組みをさらに複雑にしていました。まず、従業員 8,500 人が 38 ヶ国に分散する同社ではワークフォースが最大の単独経費である点、そして二つ目は、財務チームが 3 年ベースの人件費フォーキャストを求めているものの、1 年のフォーキャストがやっとである点です。人事チームと財務チームはスプレッドシートの複雑なマクロを用いて問題を解決しようと考え、1 年以上を費やしてこの処理のために大規模な ERP システムのカスタマイズを試みました。人事担当ゼネラル マネージャーは次のように回想します。「それでも、私たちが必要とするレベルの詳細な計画業務は実現しませんでした。Anaplan について知ったのはちょうどその頃でした」

Anaplan によって作成されたワークフォース計画の概念実証を通じて、同社の人事チームはこのソリューションであれば望み通りの詳細な計画が可能になると確信しました。5 ヶ月の導入期間を経てシステムはスタートしましたが、立ち上げ後、人事チームはさらに数ヶ月かけてソリューションを強化/改良しました。人事担当ゼネラル マネージャーは次のように述べています。「フォーキャストと計画が以前よりずっと正確になりました。当社ではこの後も引き続き精度の向上に取り組んでいく予定です」。Anaplan の導入により、同社では求人への応募から入社、人事異動に至るまで、あらゆる職員のライフサイクル全体の追跡が可能となり、リーダーは人件費を把握して、従来の計画プロセスでは把握できなかった詳細な知見を認識できるようになりました。

同社は当初,迅速に導入できる点と,詳細なワークフォース計画が可能になる点に惹かれて Anaplan を選択しました。Anaplan プラットフォームの環境が成熟し、改良されていくにつれ、その多用途性をさらに有効に活用して、ワークフォース関連の他の業務プロセスも強化しました。たとえば、現在は組織の全部署で計画が一貫しているため、ワークフォース計画サイクルがより迅速かつ正確になりました。人事担当ゼネラル マネージャーは次のように述べています。「スケジュールが厳しくても、人事の全チームが予定通りにシミュレーションを完了し、計画を提出できるようになりました」

また、チームは Anaplan の先進機能にも注目しています。たとえば、機械学習を使ったテスト プロジェクトを活用すれば、ニーズに合った最善のシミュレーションを選択し、希望する成果に基づいて計画を作成できます。このようなさまざまな機能を活用することで、人事チームは組織の戦略パートナーになることができました。「人件費を正確に算出できるため、生産性を促進し、戦略的な意思決定を下して、費用対売上高比率の健全性を保つために役立てています」と、人事担当ゼネラル マネージャーはまとめています。